設計士ブログ
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こんにちは。設計士の永岡です。
いつもお問い合わせや見学会へのご参加ありがとうございます。
最近は現場を3件ほどこなしながら耐震補強や新築のプランも3~4件ほど同時進行していて、忙しいです。
ありがたいことです!
そこで今回は、打ち合わせでよく聞かれるC値・UA値・Q値について改めてわかりやすくお伝えしようと思います。私たちには基本のきの字でもあるのですが、よくご質問いただくんです。
数値がどうあれ、一年中快適でエネルギー費が低ければ良いというお施主様もいらっしゃると思いますし、数値を公開をされていない会社さんもあります。
でも、知っていただくことは私たちの家づくりに対して安心と納得をしていただける部分にもなると思いますし、大切なマイホームの未来予想にもなります。ぜひ認識していただけたらと思います。
C値(隙間相当面積)
気密性の指標で、建物の隙間についてあらわされた数値。
数値が小さいほど隙間が小さいことになります。
UA値(外皮平均熱貫流率)
断熱性の指標で、外気温を室内に影響させない能力数値。
これも数値が小さいほど断熱性が高いことになります。
(伝導損失÷外皮面積)
Q値(熱損失係数)
「熱損失係数」のことでUA値との違いは、換気による熱の損失を含む点と建物の
延床面積で算出する点です。(UA値が外皮面積)
これも数値が小さいほど損失が少ないことになります。
(伝導損失+対流損失)÷延床面積
覚えておいていただくと良いのは、すべての数値とも低い方が優秀というです。
エイト建築設計事務所では、
全棟、自社にて気密測定を行っています。(現場によっては中間測定と完成後の測定2回測定しています)
数値をしっかり意識した家は高性能になり、冷暖房費を抑えていくことができます。
ただ、この数値が良いだけでは70点止まりの家にしかなりません。
数値以上に大事なのは、太陽に素直な設計と空調計画。
お施主様が本当に求めているのはUA値でもC値でもないはずです。
「家じゅう夏涼しく、冬暖かい住宅を出来るだけ安いトータルコストで実現したい」
のはず!
また換気設備、空調設備については、30年間のメンテナンス費用や設備交換までしっかり鑑みて将来も存続が確実そうな汎用品を選ぶ必要があります。
難しい設備や高すぎる設備はおすすめしていません。あくまで、使いやすく入手しやすい汎用品です。
「高断熱化(UA値など)」は冷暖房費を下げるために工事費は上がります。
「太陽に素直な設計」は冷暖房費は下がるけれど工事費はそのまま。
「空調計画」は冷暖房費は下がる上に工事費(AC台数)は同じくらい又は下がる。
これら全てがそろって満点の家となり、光熱費の節約にもつながる訳です。
一つ欠けても上手くいきません。
なので、エコハウス化する際のコスパ優先順位を上げてみます。
\1位/
エアコンの最適設計
(工事費は台数を減らすことでマイナスにできる)
\2位/
太陽に素直な設計
(工事費は変わらない)
\3位/
高断熱化
(工事費はプラスされる)
先日お伝えしましたGX志向型住宅(160万円の補助金制度)も今年度はありますので、ぜひ高性能な家づくりをご検討ください。
エイト建築設計事務所の取り組みについては、こちらでもご覧いただけます。
「性能向上リノベーション」
https://www.eight-sekkei.com/reform
「高断熱・高気密化」
https://www.eight-sekkei.com/performance
エイト建築設計事務所は、和歌山県の紀南地域、日高郡みなべ町で家づくりをしている会社です。“お施主様と建築士が直接話し合う”ことを大切にしながら理想を追求しています。
地域に密着した地元企業だからこそ、土地にふさわしい耐震を考えたり、住宅ローンのアドバイスも行えます。
新築はもちろん、リフォーム、リノベーションにも対応していますので、「暑くない」「寒くない」高性能な家づくりに興味がある方はぜひご相談ください。
お子様連れの打ち合わせも大歓迎。楽しくおしゃべりしながら、家づくりをしましょう。
快適に過ごせる最高の設計をご提案いたします!
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エイト建築設計事務所の取り組みについては、こちらでもご覧いただけます。
「今どき家族の暮らし方提案」
https://www.eight-sekkei.com/suggestion
「お客様に喜ばれていること」
https://www.eight-sekkei.com/strengths
「高断熱・高気密化」
https://www.eight-sekkei.com/performance