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2025/07/01

日本の家に欠かせない「耐震性能」

日本の家に欠かせない「耐震性能」 画像

こんにちは。
設計士の永岡です。

今回は、家の性能の中でもとくに重要な「耐震」についてお話します。

地震のことを話題にすると脅すようで恐縮ですが、日本では地震のリスクが完全になくなることはありません。南海トラフ地震の発生確率は、「50年以内に90%以上」「30年以内でも70〜80%」とされています。

建築三大要素、「強・用・美」

その意味を簡単に説明すると

強→耐震性

用→住み心地(断熱気密性含む)

美→デザイン性

重要度は、その言葉の並び通りとなります


快適でおしゃれな家ももちろん大切ですが、「安心して暮らせること」は、家づくりで絶対に欠かせない要素だと私たちは考えています。

地震対策の工法には3種類ある

地震に強い建物にする方法としては、3種類の工法があります。

◆耐震:建物そのものを頑丈に造り、揺れに耐える構造とする工法・・単独で成立
 

◆制震:壁内にダンパーなどを設け、揺れを吸収する工法・・・・・・単独では成立しない

                                耐震性がある前提で採用。
 

◆免震:建物の基礎と地盤の間に免震装置を入れ、揺れを

 建物に伝えにくくする工法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・単独では成立しない

                                耐震性がある前提で採用。

耐震構造(許容応力度計算による)は単独で成立し必須。制振は耐震と組み合わせる事により建物の損傷を最小限に抑える事が出来ます

免震に関しては木造住宅には不向きです。

理由は

①コスト(費用対効果)が掛かりすぎる

②木造住宅は構造自体軽い為、免震装置を設置する事により台風で建物が揺れる可能性が高いから。

イメージするとわかると思いますが、満タンの1Lペットボトルと、空の1Lペットボトルがあります。

満タンのペットボトル(重量のある鉄筋コンクリート造)

空のペットボトル(重量の小さい木造住宅)

とします。

どちらも「何かの台」の上(例えばテーブルとか椅子とか)に置きます。

ペットボトルと「何かの台」の間に、

小さな滑りやすいモノをはさみます。これが免震装置です。

地震時をイメージして「何かの台」を揺らすと、ペットボトル(両方とも)も同時に滑り揺れは、あまり伝わりません。

次に、風(例えば扇風機などで)をペットボトル双方に吹きかけます。

すると空のペットボトル(木造住宅)は滑って揺れて、最終的には倒れてしまいます。

一方、満タンのペットボトルは全く動きません。

このように、木造住宅の免震装置は、地震時には効果を発揮しますが、

大型台風のときには、免震装置があることで逆に木造住宅が揺れることになります。


 

大規模な施設や高層マンションなどでは有効ですが、一般の木造住宅ではコスト高・台風時に揺れる可能性がある為

導入されるケースはごくわずか。高級注文住宅で検討する方もいるかな…というイメージでしょうか。


そのため、一般の木造戸建て住宅では「耐震構造」が現実的で、予算が有れば「制振ダンパー」を取り入れればパーフェクト

という感じです。

日本の耐震基準とは?

日本の建築基準法は、福井地震や十勝沖地震、新潟地震、宮城沖地震、阪神淡路大震災、新潟中越地震など、大きな地震を経るたびに改正され、住宅の耐震性は年々強化されてきました。
 

現在の木造戸建て住宅に求められている基準は、次の通りです。

震度5強程度の地震で、建物の主要構造部分に損傷が生じないこと(=そのまま住み続けられる)

震度6強〜7程度の大地震でも倒壊・崩壊しないこと(=命を守れる)

この基準に基づき、耐震性能は3つの「等級」によって評価されています。

3段階の耐震等級

戸建て住宅には、耐震等級1〜3のいずれかが設けられています。
当社エイト建築設計事務所では、最も高いグレードの「耐震等級3」を標準仕様(許容応力度計算による)としています。

以下、各等級のイメージです。
 

----------

等級1:建築基準法に準拠した最低限の耐震性能。命を守るレベル。
等級2:等級1の1.25倍の強度。学校や病院などと同レベルの安全性。
等級3:等級1の1.5倍の強度。消防署や警察署など防災拠点と同等の耐震性。

(出典:国土交通省「住宅性能表示制度」

----------


等級3は、大地震の後でも住み続けられる可能性が高いとされており、資産としても評価されやすい仕様です。

エイト建築設計事務所の基準:全棟「耐震等級3」


私たちは、すべての家を「耐震等級3」で設計・施工しています。
 

そう聞くと「建築費が高くなるのでは」と不安に思われるかもしれません。

しかし、実際のところは、等級1と比べても25万円ほどの差額で済むケースもあります。さらに、耐震等級が高いと地震保険料が最大50%割引になるなど、長期的にはむしろお得です。

「耐震等級3だから、地震保険に入らない」というお客様もいらっしゃるほどです。
 

また、資産価値の面でも等級3の住宅は高く評価されやすいので将来売却となったとき得になり、相続となった場合にも長期優良住宅として税制優遇が得られます。

当社の実例ページでは、和歌山で30年間の地震保険と建築費を比較したケースもご紹介しています。


耐震等級1+地震保険より、耐震等級3の方が費用が抑えられる!

「もしも」に備えた安心を、設計段階から


私たちが耐震等級3を標準とするのは、被災時の安心感と長期的なコストメリットの両面から「最良の選択」と考えているからです。
 

大地震の後、家が大きく損傷してしまうと、すぐに建て直すことは困難です。

費用もかさみますし、仮住まいなどで暮らしも不安定になります。
 

だからこそ、最初から地震に強い家を建てることは、自分と家族を守る大切な備えになると考えています。

エイト建築設計事務所の取り組みについては、こちらでもご覧ください。

「エイトの家づくり」
https://www.eight-sekkei.com/first


「地震に強い家」
https://www.eight-sekkei.com/construction

お家づくりのご相談はエイト建築設計事務所まで

エイト建築設計事務所は、和歌山県の紀南地域、日高郡みなべ町で家づくりをしている会社です。“お施主様と建築士が直接話し合う”ことを大切にしながら理想を追求しています。
 

地域に密着した地元企業だからこそ、土地にふさわしい耐震を考えたり、住宅ローンのアドバイスも行えます。
 

新築はもちろん、リフォーム、リノベーションにも対応していますので、「暑くない」「寒くない」高性能な家づくりに興味がある方はぜひご相談ください。

お子様連れの打ち合わせも大歓迎。楽しくおしゃべりしながら、家づくりをしましょう。

快適に過ごせる最高の設計をご提案いたします!

エイト建築設計事務所の取り組みについては、こちらでもご覧いただけます。

「今どき家族の暮らし方提案」
https://www.eight-sekkei.com/suggestion

「お客様に喜ばれていること」
https://www.eight-sekkei.com/strengths

「高断熱・高気密化」
https://www.eight-sekkei.com/performance

    

お子さま連れも大歓迎!設計士と相談ができる無料相談会を行なっています。お子さま連れも大歓迎!設計士と相談ができる無料相談会を行なっています。

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